カテゴリー「宮野真守 歌・ドラマCD・DVD 感想」の64件の記事

2009年12月22日 (火)

宮野真守 「ナンバー王」「光の射す場所」

この2曲を聴いた時、「よくぞこの2曲を1枚に収録してくれました」という気持ちでした。リンが周りに見せる、飄々とした部分と、内面に抱く、心の部分。まさに、この2曲が揃って初めて、リン・ヤオという人物のキャラソンだなぁ、と、そんな風に感じました。

そして、そんな二面性のあるリン・ヤオの想いを、見事にこの2曲の中に込めて、表現し、伝えてきたマモの歌声に、なんか、胸が熱くなりました。

【ナンバー王】
ハガレンのイベントで聞いたりしてて、ポップな曲のイメージがあったのですが、あらためてフルで聞いてみると、結構歌詞の内容が重くて、正直ビックリしました。でも、そんな重い想いを、こんな風に、ポップな感じで、蹴飛ばしていくような、それは、確かに、リンという人物だよなぁ、なんて、そんな事を思わせてくる、まさしく、リンの歌って感じがしました。

「勝手な命じゃない~♪」
「覚悟はとっくにできている~♪」
こういう歌詞からイメージされるのは、やっぱりアニメ中の、シリアスなリンなんだけど、それをこんな風に、重い感じではなく、軽快なノリで、サラッと流してしまうのが、やっぱり、リンらしい、リンの歌なのかも。

【光の射す場所】
聴いた瞬間、「やられた~」って思いました。
ナンバー王の後に、こういう曲でくるなんて、、、反則です。
ナンバー王とは打って変わった、心に染み入ってくるような、静かで、厳かで、切なくて、それでいて、雄大さを感じさせるマモの優しい歌声は、もうもう、ただ凄くて、聴く度に、自然と涙が滲んできます。リンの背負っている、大きく、そして重い、様々な現実。そんなものを全て抱えて、抱き込んで、それでも力強く立ち、踏ん張って歩いていこうとするリンの強い気持ちが、静かなメロディの中から、これでもかというくらい伝わってきて、宮野真守という人の、歌詞に込めてくる想いの凄さに、あらためて感動です。

「どこまで行けば~辿り着けるだろう~♪」
なんかもう、ただ切なくて、苦しくなるくらい胸にきます。

「大いなる大地~確かに踏みしめて~♪」
この部分、聴く度に涙が出ます。マモの歌声から伝わる、どこまでも続く大地の雄大さ、広大な宇宙の広がり、そんな無限を思わせるような空間の中に、1人、孤独を抱えながら、ユラユラと漂っているような自然体でありながらも、力強く立つリンという人物が、見えてきます。
そんな想いを、これでもかと伝えてくるマモの歌声。ナンバー王と同じトーンで歌っているのに、伝わってくるものが、どうしてこれほどまでに違ってくるのか、、、っていうより、どうしてここまで違った想いを伝えてくる事ができるのか、、、
想いから入ってくるマモの歌声に、今更ながら、心揺さぶられ、だから、マモの歌やお芝居が好きなんだと、あらためて実感させられる、リン・ヤオのキャラソンでした。

「光の射す場所」を聴いた後に「ナンバー王」を聞くと、最初のイメージと全然違って聴こえてきます。そして、そんな風に「ナンバー王」を聴いた後に「光の射す場所」を聴くと、また違って聴こえてきて、、、なんか、そんな事を繰り返して (つまりはヘビロテだけど) 聴いていると、この2曲の組み合わせが、ほんとに凄く生きてて、それをこんな風に、心に聴かせてくるマモの歌声、最高だなって、心から思います。リン・ヤオとしての歌だからこそ、こういう感動を味わえて、そして、マモが歌うからこそ、こんな風に心揺さぶられる感動が味わえる。
やっぱり、キャラソンにはキャラソンの表現があって、マモ演じるリンだからこその想いが、確かに込められてて、それをこんな風に感じさせてくれるマモの歌が、ほんとにほんとに大好きです。

アニメでの、リンの登場が待ち遠しくてたまりません。

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2009年11月 5日 (木)

宮野真守 「蒼ノ翼」

今更という気がしないでもないのですが、、、、、

この曲を初めて聴いた時は、正直、あまりの美しい破壊力に倒れました。うた☆プリの製作発表会で、マモの歌声に惚れ込んで、マモの歌声をイメージして、マモの歌声でアップテンポの歌を歌ってほしいと思って作ったと言っていた上松さんの歌だけあって、ほんとうに、マモの歌声の魅力を存分に引き出した歌になっているなと、そんな風に思いました。

高音部と低音部を、自由自在に渡り歩くマモの歌声は、ほんとに素晴らしくて、美しくて、艶香に溢れていて、何度聴いても心が痺れます。
疾走感溢れるテンポとメロディ中に、マモの歌声の一つ一つが、力強く、甘く、鋭く耳を射抜いてきて、聴いても聴いても、その陶酔感には慣れる事がなくて、逆に、ドンドン魂がのめり込んでいって、その酔いしれるような、マモの歌声の美しさに、涙が出そうになります。

「Where is my true love ? 答えは何処だろう。Where is my genuine love ? また見ぬ世界へと、この手信じて 蒼に溶けようふ~、鳥のように♪」
私は、この最初のフレーズだけで、何度でも昇天できます。ここのマモの、ファルセットを使った美しい歌い方、そんな美しさを、これでもかというくらい引き出してくるメロディ。もうもう最高です。
「蒼に溶けよう」
マモの、歌詞に込めてくる想い、この歌詞から伝わってくるイメージは、あまりに幻想的で、氷の世界のようでありながら、そこに暖かさと優しさを感じさせてくる。なんか、凄い。

グングンと空間に広がっていくような、力強い羽ばたきを感じさせながら、高く舞い上がっていくような歌い方も最高です。

「この空の最果てで、唄うよPrecious song 胸の中のイノセンス 命が息吹く
今までの勢いを、一瞬抜いて、羽を休めるかのように歌うこのフレーズ、大好きです。特に「命が息吹く~♪」、この、抑えたような歌い方から伝わってくる、甘く艶のある吐息ボイスに、魂、昇天です。何回聴いても昇天です (しつこい)

そして、一気に感情を盛り上げ、クライマックスにもっていく、マモが得意とする歌い方。爆発するかのように、一気に、力強く駆け抜けるような勢いと疾走感に、なんかもう、感覚という感覚が、持っていかれてしまいます。
「翼がほしい~♪」
これは、もう、私にとっては犯罪的です。

私は、「BLOW WIND」を歌う、マモのボイストーンが1番と言っていいくらい大好きなので、今回のこの曲は、何処をとっても、ほんとうに最高の1曲になりました。
「宮野さんで歌ってください」と注文してくれた上松さんに、心から感謝です。
そして、こんな風に力強く歌われると、私の大好きなカ行がぁ~ (やめれ)

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2009年11月 4日 (水)

宮野真守 「Seventh Morning」

コヤピー原案の「ベルベットアンダーワールド」に登場する「七ツ目」のキャラソン。
初めて聴いた時は、「これ、歌 ? ? 」と、思わず思ってしまいました。

不気味なサウンドに乗せて、まるで黒魔術の呪文のように淡々と紡がれていく、マモの歌声。今まで聴いたことのないボイスで、マモの言葉じゃないけど、あらたな扉を開いてしまったという表現がピッタリかも。

私はドラマCDを聴いた後で、この歌を聴いてしまったので、七ツ目の変質的な不気味さとあいまって、なんとも言えないモヤモヤというかゾワゾワというか、、、なんて表現したらいいのかわからない感覚に、自分自身あっけに取られてしまいました。

こういう時、マモの甘いボイスは逆に不気味さを増してくるんですよね。甘いからこそおぞましくて、甘いからこそ朦朧とした享楽めいた感覚が全身を襲ってくる。
マモボイスでこういう感じの歌を聴いていると、なんか、自分の中には、潜在的に潜む、残虐めいた部分があって、そんな部分を、チクチクと刺激されてくるような、そんな感覚になります。聴いている内に、段々と洗脳され、精神が危ない世界にいってしまいそうになってきて、ちょっとヤバイ感じ。

音を伸ばして歌う部分でもビブラートを一切使わず、不気味なセリフをそのまま伸ばしたように、語尾を切なくかすれさせる様にひっぱって歌う。ぶ、、ぶ、、不気味すぎる。
こういう歌を聞かされると、だからこれ、キャラソンって言うんだ、と、あらためて実感させられます。

そんな中にも、七ツ目の持つ、冷酷で、残虐な不気味さを、ボイスに乗せてくるマモは、やっぱ凄いです。ドラマCDを聞かないと、この不気味なおぞましさはちょっと半減してしまうかもしれません。でも逆に、ドラマCD聞いてから聞くと、おぞましさ倍増。そして、そんなドラマCDの内容を、PVでは凝縮したような演出で描いているので、これから買われる方は、DVD同梱版が、やっぱお薦めです。

「アバウトでリスキーなゲーム
「ジャンキーなテロリストたち
マモのこういう歌い方、クセになりそう。。。。
最後の「儚い~」の部分、凄く好き。。。

の世の十字~」
こういう歌い方だと、私の大好きなマモのか行が強調されて聞こえるような気がする (←バカ )
神楽やアーシム以来の衝撃で、こういうおもしろさがあるから、やっぱキャラソンっていいなって思う。宮野真守名義では、絶対に歌わない曲調だし。っていうか、「REFRAIN」を歌った人と同じ人が歌っているとはとても思えない。

でもこれ、生ではちょっと聞きたくないかも、、、、いや、逆に聞いてみたいかも、、いやいや、やっぱり聞かなくていいかも、、、でもでも、七ツ目の扮装で歌ってくれるなら聞いてみたいかも。マモのこの歌声が、会場中に響き渡ってきた時の衝撃を想像するだけで、ゾワゾワゾワゾワ・・・・

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2009年10月10日 (土)

「DOLLS」&「鵺射」スペシャルドラマCDのマモ

「声優さんが役に命を吹き込む」という表現は良く聞くし、その通りだと思うけれど、私の中で、実際にそれを体感し、衝撃を受け、その言葉の意味する事はこういう事だったんだ、というのを実感したのは、まさしく、宮野真守演じる式部清寿を聴いた時でした。

今まで何気に読んで、感じていた人物が、生き生きと動き出し、自分の想像通りの、というより、その想像すらを超えたセリフを喋り、想いを投げかけ伝えてくる。逆に言えば、そう生きていた実際の人物をコミック化したら、こうなったんじゃないかと、そんな風に思わせる、それくらい、マモの演じる清寿は、私のには、まさに、生きて存在する式部清寿そのものだったのでした。
衝撃でした。ほんとにほんとに、青天の霹靂とも言える、生まれて初めての経験でした。

「この近辺は、なんか磁場が可笑しいとは言ってたけど、、、、」
「了解っ ! 」
マモ清寿のこのセリフを聴いた瞬間、なんかもう嬉しくて、泣きそうになるくらい、ただただ嬉しくて、感動でした。

ストーリーは、上層部の連絡ミスで、清寿達特刑3人と志乃宮兄弟達3人が、何も知らないまま同じ犯人を追うことになり、現場で鉢合わせしてしまい、危うく殺し合いになってしまうんだけど、ギリギリの所で待ったが入るというもの。
短いストーリーの中で、それぞれの個性が上手く出ていて、なかなかおもしろかったです。

「行き止まりだよ~、逃げる方向を間違えたね」
「君は一体、何者 ? 」
「僕を殺す ? 随分、軽口叩くね
全体的には、戦いのシーンがメインだったけど、冷静沈着な喋りの中にこもる、清寿の甘い物言いは健在。そして何より、久しぶりに聴く、マモの息呑むセリフのオンパレードに、思わず、ラジカセにしがみ付きそうになるバカな自分がいました。
「おとなしく従ってくれないか ? 」
ワイヤーを操る清寿、ドラマCDなのに、まるで見えてるかのようにかっこいいと感じてしまいました。(そういえば、エル・エーの武器もヒートワイヤーだったなぁ)

戦いのシーンで見せていた冷酷な清寿から、誤解が解けてそれぞれ自己紹介になるシーンでは、いきなりいつものホワホワ清寿に、、、、

「うぇっ ? ? カズ君~ ? ? 」
「あぁ、いえいえ~」
「あっ、だったら、僕の方が、歳が近いねぇ~」
ダメです。ツボです。ツボ過ぎです。(すみません、理性吹っ飛んでます)

フリトークでは、中の良さを感じさせる、相変わらずの雰囲気で最高でした。
トークテーマは「初めての○○」
マモは、初めてのチョッキ。パルコで買ったネズミのチョッキが高かったなぁ~と、訳のわからない事を言い、「初めての電車って速いねぇ~」とか言いながら、どうやらまた変顔をしたらしく、スズケンさんから、伝わらないなぁ、と言われてました。
孝宏くんには、「初めての宮野はローソクを食べてました」と、またまた伝説の話題を蒸し返されてました。
櫻の「最近感じる初めての老化」と杉田っちの「初めての写生、初めての流血」に受けた。
マモは、「初めての190cm (相変わらず意味不明)、初めての電車、初めてのチョッキ、初めてのケンイチ兄やん」

このフリートーク、マモもほんとに楽しそうで、何回聞いても笑えます。

マモの式部清寿、こんな風に続いているというのが、ほんとに嬉しくて、12月に発売になるDOLLS 8巻が、楽しみでなりません。
マモの生きる式部清寿が、ほんとにほんとに大好きです。

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2009年9月 8日 (火)

ドラマCD「ラディカル・ホスピタル」のマモ

聴き終わった後、なんとも癒され、ホコホコした気分になりました。作品も凄くおもしろくて、楽しくて、終始笑いながら聞いてしまいました。

宮野真守演じる「里見雅行」、ボイス的には、「トリコン」のジャックを、もう少し青年風にしたトーンで、モロに私の心の癒しスポットにツボでした。マモ自身も、気負いなく、自然体に近い喋りで、ゆったりと演じてるって感じで、聞いてるだけで気持ちがホッコリさせられました。

話しは、病院を舞台にした、日常のお話しなんですが、それが、演じる人の個性で、ここまでおもしろくなるなんて、やっぱ、声優さんって凄いです。

「お早うーッス」
最初の第一声から、ちょっとやられてしまいました。ちょっとあったかくて、優しいボイスのマモ雅行。
「好きで病院に住んでるんでしょぉ~?」
「あ~あ、やぶヘビぃ・・・」
「するかなぁ~」
「あぁ~、これはひどい~」
こういう、ちょっと柔らかい感じのゆるい喋りは、ほんとに久しぶりで、耳に心地よすぎでした。と言うより、マモのこういう喋りを、私が大好きだったりします。
心ホッコリです。

真面目な言い方してるんだけど、何処か優しくて、なのに、ギャグっぽさと爽やかな明るさがあって、マモ独特の「うぇっ ? ! 」っという、驚いた時の言い方も健在で、出番はそれほどないんだけど、喋る言葉は、全てツボ。ストーリーがおもしろいので、マモの出番の少なさを忘れてしまうくらいでした。

緑川さん演じる景山先生にお酒を勧める言い方は、限りなくいたずらっ子みたいな言い方で、加えて、酔った影山先生が、最高にかわゆくて、これも必聴です。

フリートークは1人喋りだったので、変にチャチャが入ることもなく、自然体のマモ口調が聞けて、これまた新鮮でした。そう考えると、等身大、自然体のマモのお芝居自体が、ほんとに久しぶりだったんだなぁ、と、自分でもびっくりしてしまいました。

戦いとか、勝ち負けとか、そういう世界とは関係ない、こういう日常的な世界を背景にしたストーリーは、ほんとに久しぶりで、こういう内容のドラマCD、かなり新鮮でした。
やっぱ、柔らかくて、暖かくて、優しい、おっとりした喋りのマモボイス、最高です。

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2009年5月31日 (日)

宮野真守「Rising blue」

スキップビートに同梱されていたサントラCDの中の、不破尚のキャラソン、「Rising blue」を、暇さえあればヘビロテし続けています。まだ聴けてないドラマCDを一気に聴いていこうと思ってたのに、この曲を聴いてしまったが為に挫折しました。

私がもし、スキビの世界の住人だったら、間違いなく、不破尚というアーティストの大ふぁんになっていたと思います。
もちろん、こういう曲調の歌が、もともと好きだというのもあるかもしれないけど、こんな歌を聴かされたら、こんな歌声を聴いてしまったら、もう、身体の感覚が再起不能です。
「Rising blue」って、どんな歌だった ? マモはどんな風に歌ってた ? と訊かれたら、まさしく、官能的だったよ、と答えると思う。私にとっては、先日聞いた昔話の何倍も、何百倍も官能的とも言える、艶かしいマモの歌声でした。
それでいて私が凄いって思ったのは、やっぱりこの歌は不破尚の歌だと思いながら聴いてしまっている事。マモが歌っているのに、この曲から感じるメロウな切なさも、苦しくなるくらいの孤高な孤独感も、そこからイメージされてくるのは、尚が歌っている姿。目を閉じて聴いていると、自分がマモの歌声に酔っているのか、不破尚の歌声に酔っているのか、わからなくなってきます。

身体の芯から熔けていきそうになるくらい甘い歌声。
官能的で、意識が飛びそうになるくらい、甘く、けだるく、それでいて艶のある歌声。
マモのこの歌声、こんなの、こんなにも艶かしさの漂う犯罪的な歌い方、聴くの、初めてです。マモの歌声や歌い方には、たまらない甘さや色香があるのは知っていたけど、こんなにも、こんなにも、こんなにも (言葉を繰り返すしか、感動の凄さを表わせない貧弱な私のボキャブラリです) 凄かったとは・・・

この歌声に包まれていると、まるで、媚薬に犯されたみたいな感覚になってしまう。この歌声がかもし出す、退廃的なムードとけだるさと、その中に漂う一抹の寂しさと孤独な想いが、聴いているだけで胸に染みてきて、訳もなく涙が出そうになってしまいます。
どうしてこんなにも艶のある、切ない歌い方が出来てしまうのかな。

「静寂に~♪」
という、出だしから、いきなりの甘くてけだるい低音ボイスに、腰と脳髄に電流が走りました。物凄い第一声の一撃をくらった瞬間、私、心抜けてたと思う。

ユラユラとした、深く、暗い海の底をイメージさせ、そこに、緩やかに、退廃的に揺らめくように響く、マモの低音のビブラートが、もう、どうにでもしてくれって思うくらい、魂を酔わせ、現実感を遠のかせていきます。
もうこのままずっと、この歌声が作り出す世界に、いつまでも漂っていたいと思わせる、そんな中毒性が、今回のマモの歌声には溢れてて、なんかもう、凄いとしか、言葉がみつかりません。

「答えの見えない明日へと~」
「孤独のメロディは、いつか~」
いきなり低音から入るファルセットの美しさはもう、芸術的にすら思えて犯罪です。

込めた想いを徐々に高ぶらせ、吐き出していく、マモ独特の、情感溢れるドラマチックな歌い方は、相変わらず健在。いやでも、マモの、歌に込めてくる想いに、マモが伝えてくる不破尚の想いの世界に、自然と感情が引きこまれて行きます。もうヤバ過ぎです。

「ただ歩き続ける~、信じる道~♪」
「消えない過去ならば、振り返らず~」
誇り高く、それでいて孤独な道を真っ直ぐに進もうとする不破尚という人物の想いを感じさせ、心の奥底の微妙で、繊細な想いを歌いきった、素晴らしい1曲でした。
だから、マモの歌うキャラソンは侮れない・・・特にマモの場合は、キャラソンでなければ聴く事が出来ない歌い方、歌声を聴かせてくれますからねー。キャラソンにはキャラソンの良さがある事を、マモはいつも教えてくれるような気がします。そして、そんな歌い分けが出来てしまうマモの凄さには、いつも脱帽です。(この歌だって、もし、加地君の歌だよ、とか、環の歌だよ、とか、刹那の歌だよ、とか言ったら、こんなに素晴らしい歌でも、確実にブーイングの嵐が吹き荒れると思うもん。)
マモの歌がくれる幸福感、ほんとにほんとに歌ってくれてありがとうって、いつも心から思います。

それにしても、
「問い
けても~」
「つ
みそうな~」
へと~」
だけ散って~」
えしは~」
去も~」「えすだけ~」、、、etc、、、
だめだ~、、特に今回、低音から繰り出されるマモのか行、、破壊力半端なくて、いつも以上にやばすぎ~。(←相変わらずのバカ)

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2009年5月29日 (金)

宮野真守「雪の女王」「裸の王様」

王様役を入れたら、12役 ? 今更ながら、マモ、凄すぎる。
「官能」というテーマのCDではあるけれど、私にはやっぱり、マモの朗読劇という印象の方が強い内容になってました。っていうよりも、この朗読を聴いて、私はあらためて思いました。宮野真守のボイスは、そのボイスそのものが「官能的」だったんだって。この作品に限らず、今まで見てきたアニメ作品の役全て、例えば、黒塚のクロウであったり、ファフナーの僚であったり、ヴァン騎士の零や壱縷であったり、、、etc、、ヴァン騎士零のクイズの馬小屋の寝起きの吐息とかもそうだったし。
今まで見たり聴いたりしてきたマモの役全て、その中に、マモボイスが作り出す「官能」の要素って、既にギッシリあったんだなぁ、って、なんか、そんな事を、しみじみと感じさせたCDでした。ただ、そんな艶々のマモボイスを、こんな風に、耳元で、囁きのように聴くなんて事はなかったので、この作品をイヤホンで聴いた時の破壊力は、ちょっと言葉では書けないくらい、凄まじいものがありましたねー。いやぁ~、びっくり仰天でした。

【雪の女王】
私にとっては、ナレーションのマモボイスが1番心地よく耳に響きました。そして、優しく、ゆったりと語られるナレーションの中にも、驚きやらとまどいやら、そんなさりげない想いがこもっていて、聴いている者を、自然に物語の中に引き込んでいくマモの語りは、ほんとに秀逸でした。

「ある所に、悪~いトロルがいました。」
こういう言い方されたら、いきなり心がググッと物語の世界に引っ張られてしまいます。
カイの中に、鏡のカケラが刺さってしまい、いきなり、人格が変わってしまうシーン、「文句あるの ? 」という一言、なんかその切り替わりボイスが凄くて、まじ恐くて、ゾワゾワしちゃいました。
そして、マモのカラスボイス、ある意味定番みたいになっちゃってて、めちゃめちゃお茶目に聞こえます。
夢うつつの王子様、普通に聴いてる分にはなんて事ないのに、イヤホンを通した途端、ただの爆竹から原爆に早変わり。これはもう、自分の耳で聴いて下さいとしかいいようがないです。これがきっと、このCDの醍醐味なんでしょうね。
でも、私には、この艶々過ぎる艶かしい王子ボイスよりも、いきなり「君は誰 ? ? 」と、素っ頓狂なボイスで驚く王子ボイスの方が、100倍うけてしまいました。こういう切返し、マモ、ほんとに上手いです。

「暗い森に差し掛かると~」「カイは、その大きな湖のほとりで、氷のかけらを絵合わせのように並び替えて遊んでいました」
こういう、普通のナレーションなんだけど、その語りに込められた想いが心を掴んでくるようなマモの語りは、ほんとに凄いなって思います。
「誰 ? 」「やめろよ」「やめろっていってるだろっ ! ! 」
心を凍らされた冷たいカイのセリフ。そして、その冷たさの中に感じる、けだるい、怠惰な感じがたまりません。セリフに温度があって、それを測る事ができたら、きっと、氷と同じ温度なんじゃないかと思わせるような、そんな冷たさと恐さと、退廃的なけだるさを感じさせるセリフ。こんな言い方、なんか聴いてて息呑んじゃいます。
「なんということでしょう ! !」
そして、ゲルダの気持ちと、この朗読を聴いている側の気持ちを、そっくりそのまま代弁しているかのようなマモの語りに、自然と感情移入させてしまうような、そんな力すら感じさせるマモの語り、なんかもう、凄いです。
この後のいじわるな、ドSなカイのセリフの数々。
「探して、、ここまで来たんだろぉ ?」
「意味がないんだよ
「一緒に帰ってもいいよ
ずっと、欲しかったんでしょ」
「ずっと此処にいたくなるよう
これもまた、このCDの醍醐味のシーン、これ、やばいでしょ。思わせぶりな、耳元の囁きと吐息が凄くて、ほんとにくすぐったくなってしまうくらい、凄まじく甘い、それでいて、氷のような感情を感じさせる、冷たい吐息ボイスでした。言葉ではちょっと書けませぬ。
マモは、この役に限らず、いつも演技の中で、一言一言、というより、一文字一文字に、丁寧に感情や想いを込めて聴かせてくれるけれど、それが、こういう官能的なセリフで発揮されると、もう、凄い破壊力を生むんですね。これはもう、ちょっと予想を超えた衝撃でした。

私は、微妙に、マモの「山賊の娘」ボイスが好きだったりします。そして、最後の「おしまい」という、今までの緊張を一気にほぐすような、ホッコリさせる優しい言い方も、大好きです。

【裸の王様】
これはもう、マモの為の役として書かれたんじゃないかと思うくらい、ピッタリの役、そして、ギャグでした。マモのナルシーボイス、マモの擬音のようなセリフ、ぶっ飛んだ笑い声、、etc、、聴いているだけで楽しすぎです。
「ジュッテーッムッン~❤」
これ、可笑し過ぎでしょ・・・・
見えない布を見せられた時の「えっ ? 」「そっ、、そうか、、」「えっ ? ちょっ ? えっ ? !」と狼狽して、ブタさんのように鼻を鳴らしながら言い訳するシーンはもう、大爆笑ものです。(大体なんでこのシーンのBGMがカルメンなの ? )
見えない洋服を着せられていく時の、マモの呆然としたような、「う、、うむ」「うむ、、」「おほぅ、、」
ここも、ある意味、醍醐味のシーンなんでしょうけど、私からは笑いしか生まれてきませんでした。
最後、マモが朗々と宣言する、居直りのようなナルシーセリフで、王様の気高さと、信じる心の強さが、全ての人から服という存在を脱ぎ捨てさせたって、、、そんなオチってありですか ?
最高の艶喜劇と言ったほうがピッタリくるような気がします。

そして、櫻とゆっちーのペテン師の布を織るシーン、最高でした。
良く知ったアンデルセンのお話しが、こんな楽しみ方の出来る作品になるなんて、声優さんって、ほんとに凄いです。
そして、あらためて、一つ一つの言葉を丁寧に拾い、その一つ一つの言葉に想いを込めてくるマモのお芝居の凄さに、ノックアウトされた私です。いくら、想いから入るマモのお芝居でも、1枚のCDで12役演じ分けるって、、やっぱり、マモのお芝居、大好きです。(今更)
今度は、日本の怪談とかグリム童話みたいな、ちょっとホラーっぽい朗読を、マモボイスで聴いてみたいなぁ、なんて、ちょっと思ってしまいました。

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2009年5月21日 (木)

宮野真守「Real Rode ~Pure White Disc~」試聴 その2

5/29発売「リアルロデ~Pure White Disc~」、今週の試聴分にも、宮野真守演じるワタルが登場しています。
ワタルの「まっ、白と黒だからな。対称的なのは当然だろ」と言うセリフと言い方に、思わず吹いてしまったさ。

http://www.marine-e.co.jp/marine.html (マリンエンタテイメント)

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2009年4月17日 (金)

宮野真守「∞ (Infinity)」

この曲を聴いた時の衝撃は、ちょっと言葉で表現できないくらいで、晴天の霹靂というか、驚愕というか、愕然としたというか、とにかく、なんて言ったら上手く言葉に出来るかわからない、私の中では、「COSMIC~」を聴いた時の遥か上を行くくらい、物凄い強烈な衝撃でした。キッドが、シンメトリーの発作をおこしそうになる時の、あのグルグルした感じが、今回、良くわかりました。

「My Love..I can't look back~♪」
「Why don't you wait for me?~♪」
ピアノの音をバックに、静かに流れてくる切ないメロディ。それに乗せてくる、マモの切なくて、溶けそうに甘い、艶香の漂う美しい歌声。そして、重なるように流れてくるヴァイオリンの音色。
予想通り、物哀しい、静かなバラードの曲調。星宮潤の「Truest Love」を聴いていた私としては、当然そうくるだろうと思っていた訳です。

ところがぎっちょん、その次に聞こえてきたのは、いきなり激しく連打されてくるドラムの音、そして、哀しげに泣くように聴こえてきたギターの旋律。
これ、、、、ロック、、、、ロック、、、しかも、私の大好きな、メロディアスハードロックだよ。
激しく打ち鳴らされるドラムのリズム隊が、まったく途切れる事無くリズムを刻んで、そこに乗せてくるマモの甘くて柔らかくて優しい歌声。

私は、ハードロックのリズム隊にピアノが加わる演奏が死ぬほど好きで、そのハーモニーが奏でる美しさと泣きの切ないメロディを聴くと、涙が出そうになってしまうんです。今回、まさしくそういう曲調で、なんとなんと、そこにマモの歌声がぁ~っ ! !
まさか、まさか、マモがハードロックを歌って、聴かせてくれる日がくるとは・・・
間奏で奏でてくる、泣きのギター。たまらんっ ! !
マモが、ハードロックを歌いこなしているかどうかなんて事は、既にどうでも良くなってしまっていて、マモが、こういうリズムの演奏をバックにした歌を歌っているという事に、それだけで新鮮で、嬉しくて、なんか泣きそうになるくらい感動してしまっている自分がいました。

裏声のほとんどないマモの歌も、なんか久しぶりで新鮮。半分以上が英語の歌詞なので、キャラソンを聴いているという感じが、ほとんどしてこないのも新鮮。なんか、あまり振り幅のない音域を、淡々と歌っているように聴こえるのに、そこから感じる哀しく切ない想いは、やっぱりマモの歌う歌で、途中、低音部で聴かせてくれる
「降り止まない、Falling Rain」
「あぁ、行方知れずたゆたう恋、Feeling Pain」
「Don't let me go
の部分の、マモボイスの艶っぽさと甘さはもう、犯罪的に半端なくて、魂が溶けそうになります。低く、淡々と歌っているからこそ感じる、色香の漂うマモボイス。美酒に酔うって、こんな感じなのかも。
ドラムのたたき出す荒々しいリズムと、艶のある甘いマモボイス。対照的なのに、どうしてこんなにも溶け合って聴こえてくるんだろう。

いろんな意味で衝撃が大きすぎて、気づいたら、2時間ぐらい聴き続けてました。切ないメロディなのに、知らないうちに、身体が立てノリのリズムを刻んでしまう。マモの歌で、こういうリズムが取れるなんて、初めてじゃないかな。まさか、マモの歌で、ヘッドバンギングしたくなるなんて、想像もしたことなかったです。
う~、、ライブで聴きたいぞぉ~

最後に流れたギターの旋律を聴いた時は、思わず、「イングウェイかーっ ? !」と、突っ込んでしまった私です。

「トゥルフォーチュン」最終巻にして、こんな衝撃が待っていたとは・・・いい意味で期待を裏切られた、そんな感じです。
ほんとに、マモは、一体どれだけの顔を持っているのか、まだ見せてくれていない、どれだけの魅力を隠しているのか、なんかもう、唖然としてしまいます。
ほんとに、最近のマモのボイスから感じる色気というか、艶香というか、艶めかしさは、凄まじいくらいの破壊力でもって、魂を直撃してきます。

やばい、ライブまではアルバムオンリーでいこうと思ってたのに、STOPボタンが押せない・・・

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2009年3月25日 (水)

宮野真守「nocturne」

この曲を、こんな風に、独立した楽曲として聴かせてくれた事に、ほんとにほんとに感動しました。

宮野真守という人は、どんな歌でも歌いこなしてしまう力を持っているけれど、やっぱり、マモの素晴らしさを最大限に引き出す曲調や、メロディはあると、私は思う訳です。そして、マモの、透明感のある、美しい歌声、切々と想いを伝え、聴いている心を包み、そして、その切なさで心をいっぱいに満たしてくれる、そういう情感溢れる想いを1番に生かせる曲は、やっぱりバラードだと、私は思っています。

マモが紡ぎ出す歌詞には、頭の中で、イメージを具現化する力を持っているんですよね。こんなにも美しく、聴いているだけで、まさしく蒼白い夜の情景が、瞑想的に浮かんでくる。マモの、歌詞に込めてくる想いの力が、強さが、そんなイメージを自然に抱かせてしまう。
今の私にとって、こんなにも、歌と言うものを、美しく、幻想的に、透明感ある歌声で聴かせてくれる人は、他にはいません。まさしくエンジェルボイス。マモの込めてくる切ない感情が心に触れてくるだけで、自然と涙が出てきてしまいます。
優しく歌い込んでいるのに、その中に、強さがあって、しなやかさがあって、そして、蒼白い色彩すら感じさせてくる。
ほんとに、マモがこの歌で作り出してくる世界は、一体何処まで無限大で、果てしない空間なのか、、、聴いていると、心と魂が、無限の宇宙を漂っているような感覚になります。

「だけど、君が見えない」
「だけど、君がいないよ」
この歌詞を聴く度に、切ない寂しさ、悲しみが、胸を潰さんばかりに、押し寄せるように、心に流れ込んできて、ほんとに苦しくなってきて、涙腺が緩んでしまいます。
3回目の「君が見えない」の歌い方なんて、もうもう、同じ歌詞でも、情感の込め方も、想いの表現も、伝わってくる波動の強弱も、ここまで違うなんて。マモが歌うと、こうなるんだよね。

「深い闇が満ちても~
最近、マモの、こういう語尾を切なく掠れさせる歌い方に、魂持っていかれます。(いや、まぁ、光芒の時からそうなんですけどね) この歌い方、マモが意識してやっているなら、立派な犯罪です。いや、意識してなくても、やっぱり犯罪です。

「もしも、叶うのなら~」
こんなにも切なくて、美しくて、優しくて、柔らかいシャウト、聴いた事ありません。一体、どんな風に想いをこめればこんな風に歌えるのか、、もう、泣きそうになります。

マモの歌声が楽曲の素晴らしさを引き出し、楽曲の美しさがマモの歌声の素晴らしさを引き出してくれている、そんな相乗効果が、魂を揺さぶる最高の1曲にしてくれた、そんな風に思います。

マモの歌には、どんな魅力と魔力があるのかって訊かれたら、私は、この「nocturne」を、目を閉じて聴いてみてって答えるだろうな。

そして何より、「星見える、月見える」「君見えない」「こころにぼれた」等など、、この曲は、私の大好きなマモのか行のオンパレードなのでした。くぅ~っ (←バカ)

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